Vol.51 強い女性は愛される?
ひとつの布団に寄り添いながら、テレビを見るのが日課の私たち。そして、いつものように聞こえる彼の寝息。
「あっ、もうこんな時間」
私は、静かに布団の中から出ると、帰る準備をした。すると彼は、その音に気づき、眠い目をこすりながら、起きていつものように玄関で見送ろうとしてくれた。
「眠たそうだから、良いよ」
なんでもない一言だった。そして、彼もまた「ごめんね」と言いつつ部屋から私を見送った。
玄関で靴を履き、いざ帰ろうとすると・・・
ボロボロこぼれ落ちる涙。自分でも、何があったのか解らず、泣きながらも動揺した。その涙をとめることが出来ず、彼のいる部屋へ戻る。
彼は、涙を流している私の顔を見て驚き、私の元へ歩み寄り優しく涙を拭いてくれた。
「どうしたんだ?なにかあったのか?俺が寝てたから?」
違う・・違うの・・
私は、数日前から続く仕事のストレスで、身体ではなく心が弱っていた。自分でも気づかないくらい、静かに静かに。私は、泣きながら弱っていた気持ちを彼に伝えた。すると彼は、優しく頭をなで続けてくれた。
子供のように・・人のぬくもりで癒され続けていた。
ようこそ、恋愛病院『ラブホスピタル』へ!片瀬です。完全に夏ですね・・暑くて身体がダラダラしてしまいます。どんなにたくさん水分をとっても、そのほとんどが子どもの栄養になっています。
夏なのに・・乾燥する時期じゃないのに乾燥している私。夏は汗でベタベタするのに、保湿クリームは欠かせない私です。トホホ・・。
今回のストーリー、昔の私の出来事です。
なぜこんなストーリーを書いたのかというと、人はどん底にいる時は、泣かなかったりするんです。少し休める休憩所が見つかると、その場所で思いッきり泣いちゃうんです。
でも実は…これができない人、けっこういたりするんです。
愛する人にはいつも笑顔の自分でいようと思うばっかりに、自分の悲しい部分を見せることを拒んじゃう。いつだって笑顔で彼に会い、いつだって笑顔で過ごし、笑顔で別れる。
それってとっても素敵なことなのでしょうか?もちろん、いつだって笑顔でいるほうが、相手も心配しなくていいですよね。泣かない自分は、強いのでしょうか?強い女性というのは、いつだって、どんなときだって笑顔でいられる人をいうのでしょうか?
いいえ。強い人は、いつだって笑顔でい続ける人ではなく、しっかりと自分の弱い部分を見せられる相手がいる人なんです。
強い人は、一人じゃ何もできないことを実感している。そして、頼れる人をしっかり頼って、その恩返しをする。
そうなんです。強い女性とは『大人』なのではなく『コトナ』なんです!
「コトナって??」
そう思った方が多いかと思います。次回、コトナって何?の答えをお話します!
作者: 北端 康良
出版社/メーカー: 東洋経済新報社
価格: ¥1,365 (税込)
心理カウンセラーの北端先生による、本です。優しい口調で、本当の意味での“魅力的な女性”を教えてくれます。
お化粧をしただけでは、エステに行っただけでは、流行の服を着るだけでは“魅力的な女性”にはなれない理由が解り、読み終わったあとスッキリ出来ます!
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