Vol.53 恋愛に勉強代は必要?
「もう別れようか」
「・・・うん」
帰りの車の中、私たちは・・・終わった
半同棲生活を送っていた私たち。彼との思い出が詰まったこの部屋に、私はこれからも暮らすことが出来るのだろうか
顔を洗おうと、洗面所に行き髪をピンで止めているときに、二つ色違いの歯ブラシがそして、髭剃り、男性用ワックス・・・想い出の品が、彼への想いをよびもどさせる。
もう、終わった・・・そして今までのことは全て勉強だった。
そう心に語ることしか、今は出来なくて・・・。
ようこそ!恋愛病院『ラブホスピタル』へ!片瀬です。今年は猛暑だと、ニュースなどで聞きました。冬は着込めば少しは暖かくなるけれども、夏は脱いでも暑いので、私はとても苦手です(笑)。みなさんは、暑さ対策・・・どんなことしてるんでしょう?
さて。
「別れた相手への勉強代」
以前、相談の手紙をもらった時にこんな言葉が書かれていました。少し詳しく説明をすると、内容はこうです。
『彼氏と別れました。ですが、彼にお金を貸したままで、まだ返ってきていません。金額はそんなに大きなものではないですが、私にとってみたら必要なお金です。値段によるのかもしれませんが、別れた相手に貸したお金を返してもらうべきですか?それとも、勉強代として我慢すべきでしょうか?』
もちろん、値段にもよるかもしれません。
しかし・・・値段抜きにしても、アナタなら貸したお金は・・・どうしますか?
私は…返してと言う人なんです。・・・それで返してもらえなかった人ですが(泣)。
その彼は、凄くギャンブル好きな人でした。私は、ギャンブルする人は別に嫌いじゃないのですが、自分のお金だけで楽しめる範囲なら・・・です。だけど、その人は私にもお金を求めてきました。もちろん『ギャンブル』に使うお金を!です。
「絶対に返すから!」
はい!この絶対こそ・・・信じちゃダメですよね(笑)。
でも、自分の欲しい服のために残しておいたお金を財布から出して、彼に渡しました。
笑顔でそのお金を受け取った彼。「倍にして返すから!」だの「今度、うまいもん食わせてやるから!」だの、いろいろ言ってくれていましたが、もちろん、倍にも返ってきませんでしたし、おいしいものなんて食べに連れて行ってもらったことありませんでした。
何よりも、渡す時の複雑な気持ちは、今でも忘れていません。
そして、そんな恋愛もそう続くわけもなく、別れ話の時「今まで貸したお金、返して欲しいの」と言ったところ、彼は「今度返すよ」と言いました。
・・・そのまま音信不通。
お金に汚い女だと思われたくなくてそれ以上は言えませんでしたが「アイツ、貸したお金も返さない最低な男なのよね!」何て友達に言ってました。
あっ・・・今、ケチとか思いました?(笑)。
そ、それも否定は出来ませんが(笑)、それ以上に、相手のこと、金銭を絡めたことで嫌いになりたくない。ただ、それだけだったんです。
その返してくれなかった彼、今では嫌いもスキも・・・もちろんありません。そういう恋愛もあったなぁって程度。
もちろん、最初は「最低!!」なんて言ってたけど貸した自分も・・・いけなかったと反省しました。
どういう人か、自分は見ていたはずなのに、好きっていう気持ちだけで、お金を貸してた。
そう思いたくないのなら
【今まで恋愛した勉強代】
ってことで、チャラにしちゃえば?ッて思いますか?よく恋愛が終わったときに言うのが
「いい勉強になったよね」
私も、昔はよく言ったものです・・・(遠い目)。
実際、勉強もしたし、いろんな学びがありました。そしてそれは次の恋愛に役に立ったりもしました。
でもそれは、一方的に学んだことなのでしょうか?ううん、二人の恋愛は二人が学びあったんです。
だったら一方的にお金を支払うことで片付けるのは・・・私は違うんじゃないかなと思います。
本当に「勉強代」って思うのならば、本気で感謝しましょう。「最低!」と思うのが逆におかしいですよね。学ばせてもらったのに。
無理に「お金返してよ!!」何ていう必要性はない。そんな時は「しっかり終わるために」と気持ちを伝えましょう。
私はそう思います。
好きになった人を悪く言うのは、自分を悪く言うのと・・・さほど変わらなかったりします。
学びあったと言えるのならば、二人が学んだということ。そんな【二人】を悪く言うのは・・・違いますよね。
「金の切れ目が縁の切れ目」
だけど縁が切れるときは、お金ではありませんよ。
作者: 大平 一枝, 小畑 雄嗣
出版社/メーカー: 平凡社
価格: ¥ 1,575 (税込)
ジャンク・・・100年に満たない家具などを言うようです。
アンティークとは違い、へんなうんちくは一切ありません(笑)。
インテリアの参考にと買ったんですが、そうではなく写真集として見ています。
素敵な生活をしているなと、心から思える人たち。
その生活にポリシーすら感じます。
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