Vol.54 恋愛にテクニックは必要?
「ごめん、他に好きな人がいるんだ」
また、同じフレーズでフラレた私。今まで自分から告白した回数は5回。その全て、同じフラレ方をしている。初めてフラレときは、ショックで泣いていたけれど、今は「またか・・」と思うだけ。
もちろん、相手のことが好きだから告白するわけで、傷つかないことはないんだけれども、予想通りで悲しむ気持ちも薄らいでしまう。
私はいつも『なんだか気になる』と思うと、すぐに恋愛モードになってしまい、すぐに告白をしたくなるタイプなのだ。だから相手に恋人がいるのか、好きな人がいるのか、そんなことを調べる前に行動に出てしまっているための結果では・・ある。
友達からはいつも「もう少し彼に気になってもらえる行動取らなきゃ!」と叱られては、いるのだけれども・・そんなことをしている間にも、他の人が告白をして自分が告白する前に失恋するほうが、もっといやだった。
そんな日の帰り道、何気なく書店に立ち寄った。いつも買う、ファッション雑誌を手に取った後、何気なく恋愛本が置いてある場所へ。
そこには『絶対成功するテクニック』だの『モテるテクニック』だの『最強テクニック』だの・・。フラレ記録更新中の私には、なんだか痛く感じてしまうタイトルだ。
パラパラめくるが、買う気になれず、再び雑誌コーナーへ。よくよく見ると『モテファッションはこれだ!』『恋愛力が上がるテクニックとは?!』など、雑誌にもテクニックが必要だといわんばかりのキャッチがならぶ。
ため息をつきながらも、その雑誌を手に取りレジへいく自分がいた。
テクニックで・・・彼をゲットできるのかな。
私は、ぎゅっとその雑誌を握り、家路を急いだ。
ようこそ!恋愛病院『ラブホスピタル』へ。片瀬です。今年は猛暑の日が多くなるとテレビで言っていましたが、本当に本当に本当に本当に・・暑いですね。娘も機嫌の良い時間が少ない気がします、暑くて(笑)。
私は、恋愛テクニック本と言われる本を出しています。そんな私が書いて良いのかとも思ったのですが(笑)。
あなたは、恋愛テクニックは必要だと思いますか?
恋愛の数を重ねれば重ねるほど、そのスタイルも変わってきます。これは、誰もが感じていることじゃないでしょうか?
本当に、初めて人を好きになったときの自分。今、好きな人を想っている自分。
似ているようで違うと思うのです。
初めて人を好きになって、初めて好きな人に自分の想いをぶつけた・・・あの時。私は「そのときと同じことをしろ。」と言われても、出来る自信がありません。
昔の私は、下手したらストーカーじゃないのか?と思われても、しかたのない行動をとっていました。もちろん、訴えられることも、変な人扱いされることもありませんでしたが(笑)。
ただ、不器用なまでに、想いを伝えただけでした。ただ、抑える術(すべ)を知らないために、ぶつかり続けていました。ただ、好きだという気持ちだけで、全力で走っていました。
そうなんです。『好き』の、この気持ちだけでした。
テクニック?そんなもの、持ち合わせていません。ぶつかっては、泣き。当たっては砕けて。でも、その人が好きで、とにかく好きで、後悔するとかしないとか、そういうことも考えていなく、ひたすら相手を好きでいた自分がいました。
結果・・・。そんな悲しいこと聞かんといてください(笑)。
でも、全然後悔していませんし、すごくステキな恋愛したと思います。未練・・・?ありませんでしたね。
最後に、一緒に写真を撮ったんです。子供の顔した自分、今でも懐かしくて持っています。最初で最後のツーショット写真です。
・・・やっぱり、恋愛テクニックってあったほうが、相手の心をこちらに向けることって出来るのでしょうか?
気になる続きは次回、お話します!
出演: チャン・ツィイー, スン・ホンレイ 監督: チャン・イーモウ
出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
価格: ¥1,980 (税込)
チャン・ツィイーという女優さんを知ったのは、この映画を見てからです。とってもキュートなジャケットの彼女に惹かれて借りたのですが、中身もとても惹かれるものでした。
特別な演出が施されているわけでも、特殊効果をふんだんに取り入れたわけでもないのですが、彼女の初恋のひたむきな想いや行動に、昔の恋を思い出しました。初恋の相手を連れてきてくれた道、その恋する相手に作り続けたお弁当を持っていった道。タイトルの通り、全てが初恋の道でつながっている。そんな作品でした。
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